B.メイが明かす 映画「ボヘミアン・ラプソディ」製作秘話
驚いたことに製作側は、編集の段階でこのシーンをカットしようとしたという。そしてブライアンとロジャーは「絶対に残すべきだ」と強硬に主張した結果、残ったというのだ。
このシーンが映画の中で最も好きだというブライアンは、同誌に次のように明かした。
「素晴らしい演技だった。(あの場面の)セリフの多くは脚本になかったものだ。映像を見た時、これはまさにフレディだ、と思ったよ。タバコをふかしながら、静かに話していたが、なかなか本題を切り出せない。でも最後には、単純明快な態度で(ソロ契約のことを)話す。でもフレディの心の中の葛藤が見て取れる」
「これはちょっとした秘密だけど、あのシーンはカットされるところだったんだ。(製作側には)常に映画を短くするようプレッシャーがかかっているからね。でも私とロジャーはあのシーンを残すよう戦った。あのリアルさは、胸がかきむしられるようだったからね。本当につらい瞬間だった。ある意味、フレディは(クイーンという)家族を棄てようとしたんだ」
もう一つ、ブライアンは興味深い事実を明かしている。