林海象監督 TVドラマ初メガホンで描く十津川警部の人物像

公開日: 更新日:

 ――手ごたえは?

「十津川警部はクールで真面目というイメージがあるように思いますけど、原作や旧作ではもっと感情的で、愛の発露とか怒りをあらわにしたりしているんですね。そういうところを端々に演出したつもりです。撮了して助監督と飲みに行ったら、現場で僕は『固定観念をやぶれ』と『写っていればいいんだよ』の2つしか言っていなかったって。十津川警部ファンの期待を裏切らないよう(同シリーズの)伝統的な撮り方は踏襲しつつ、ドローンを使ったり、映画での視点を取り入れたりして、結構面白い作品が撮れたと思います」

 林監督演出のドラマは「シリーズに新風を吹き込んだ」と評判も上々。オンエアは10日夜8時。中高年には、林監督の夢ある男の生き方も感じられそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動