糟糠の妻が死去…細川たかしに見え隠れする「心のこり」
「演歌は営業が最も実入りの良い仕事です。昔から営業に精力的だったから、独立しても何とかやっていけるという自負が細川にはあったのだと思います。でも、時代はテレビから歌番組が激減し、演歌の枠はゼロじゃないにしても、新しい歌手、若い歌手へとニーズが移っていった。イベントなどに細川を呼ぶ側も、大御所はギャラも高いし、敬遠されていきます。大手プロ時代は社長が海千山千の地方のプロモーターを相手に体を張ってバックアップしていたんです。そういうことを細川はちゃんと知らなかったのかもしれません」
この独立劇について、細川が「私バカよね」など、後悔しているようなコメントを公にしたことはない。その胸中は察するしかないが、独立後の07年は、社会問題化した投資詐欺の広告塔を務めていたことが発覚して紅白出場を辞退し、連続出場記録がストップ。その翌年には暴力団組長のゴルフコンペに参加して2年連続で紅白に不選出。14年には台湾で買春報道もあった。
民放の放送作家は最近の細川についてこう言う。
「刈り上げの髪形からカツラ疑惑が出て、レイザーラモンRGにモノマネされていたことがありましたよね。番組でモノマネを怒って、RGに『こいつクビ』などと言っていましたけど、本音は逆。あえて、ああいう髪形にして話題づくりにしていたのは細川さん自身でしたから」