86歳三浦雄一郎さん アコンカグア登頂断念「医師に従う」
南米大陸最高峰「アコンカグア」(標高6960メートル)の登頂とスキー滑降を目指していた冒険家、三浦雄一郎さん(86)が登頂を断念した。標高5500メートルにあるキャンプ地まで歩いて下りた後、ヘリコプターを使ってすでに下山したという。三浦さんの事務所が21日未明、明らかにした。
日本から同行した医師が、標高6000メートル付近での滞在で、体に負担がかかり、心臓に持病があることから、これ以上の登山活動は心不全を起こす危険があると判断した。三浦さんは、衛星電話で「僕自身は、大丈夫だと、頂上まで行けるという自信もありましたが、医師の判断に従うことにしました」と話したという。