結婚発表前に伏線が…テレ朝・小川彩佳は悲恋のプリンセス
普段、プライベートをあまり話さない小川アナにしては、どこか意味深だなと感じたのだが、いま思い返してみれば、これは彼女にとって同僚たちに向けたメッセージ……つまり、局を去ることの寂しい気持ちをアピールしたものだったのではないだろうか。
振り返れば、小川アナの人生は出会いと別れの連続だ。医学者である父(現在は慶大医学部教授/厚労省急性高度難聴調査研究班班長)の留学に伴って6歳で渡米。現地で日本人の女の子と親友になったが、わずか2年で離れ離れに。帰国後、青山学院初等部に編入し、大学時代にはスペイン留学も経験している。
あまりに環境の変化が激しかったからか、周囲からはクールなタイプに見られていたが、気丈に振る舞ってか、小さい頃から自分のことを「プリンセス」と呼んでいたという。
同大学テニスサークルの後輩だった元TBS・田中みな実アナは、そんな彼女に憧れたのがきっかけで、同じアナウンサーの道を目指したことを明かしている。
しかし、小川アナが経験してきた別れのなかで、最も世間に知られているのは、“ジャニーズの掟”によって成就されなかった桜井翔との悲恋だろう。嵐が活動休止を発表するのがもう少し早ければ、違う未来もあったのかもしれない。破局後、髪をバッサリ切った彼女は、一部報道で「左遷」や「都落ち」と揶揄されたAbemaTVで、思い切った“キャラ変”ぶりを見せていた。
再ブレークの予兆もあっただけに残念ではあるが、今後はフリーで活動すると宣言している。第二の女子アナ人生にエールを送りたい。
(女子アナ評論家・松本京也)