“貴乃花光司”に改名で 参院選出馬がますます高まった根拠
さらに今週発売の写真誌で、貴乃花と全日本柔道連盟会長の山下泰裕氏、自民党の元五輪担当相の遠藤利明氏らが会食したところを報じられた。政界とのつながりでいえば、自民党から“囲い込み”を受けている印象。店を出た後、貴乃花はほろ酔いで「普通の食事会」と記者に説明していたが、簡単にはうなずけない。
表向きは出馬を否定したのだが、あの橋下徹氏だって、初めての大阪府知事選の前には「2万%あり得ない」と否定していたし、かつても否定しながら後に立候補したタレント候補者の例は多い。
以前、東国原英夫と偶然、目黒のバーで会った時、「いやぁ、久しぶりだね。一緒に飲もう」と誘われたことがある。ちょうど宮崎県知事を辞めた後で、国政に打って出る直前の時期だった。「立候補しますよね?」と軽く尋ねてみたのだが、「あのね、現役バリバリ(マスコミ)のあなたに、その手の話題をするだけでもダメなんだよ」という返事だった。否定しない時点で要するに「もちろん出るよ」と言ってくれたのも同然だった。
テレビに出る人は「選挙に出る」と発言した瞬間から、テレビ出演がなくなってしまう。事前運動に利用されるのをテレビが嫌がるからだ。だから、露出を続けることが得だと思えば、当然否定することになる。
名前のこと、議員との接触、またCMなど出馬で違約金が生じるようなレギュラー的な仕事をつくっていないことを考えると、夏の参院選に貴乃花は出馬すると、僕は言い切ってもいい。