笑いで生きた師匠を笑いで…明石家さんまが会見しない理由
明石家さんま(63)の師匠、笑福亭松之助さん(享年93=写真円内)が亡くなったことが報じられた。
その翌日、さんまは大阪「COOL JAPAN PARK OSAKA」のこけら落とし公演に出演した中で、ドタバタコメディーの最中、師匠のエピソードを語り、さんまが死にそうになるシーンでは「師匠、すぐおそばに行きます」とギャグにして笑いを取っていた。さんまにしてみれば、大阪では誰もが知っている師匠が亡くなったことを話題に出すのは当然のことだった。
これまで、何人もの有名落語家の訃報に接し、取材もしたが、お弟子さんら落語家仲間の口から出てくるのは、その人物の面白さばかりだ。
例えば、笑福亭鶴瓶の師匠にあたる、故・笑福亭松鶴さんが亡くなった時、鶴瓶はもちろん、他の弟子も「病院で亡くなった時、3階の病室には奥さんと親族が集まって大泣きしてはりました。1階のロビーには、状況のわからないマスコミの皆さんが凄い厳しい顔をして走り回っていて、すごい図でしたわ。2階には弟子が集まって、あの師匠の破天荒な話が次々に出て、みんな大爆笑でした」と言って笑いを取っていた。