エリカ様は張り込み班に「なに撮ってんだよばかやろう!」
スライド式のドアを何の躊躇もなく開くと、怒鳴り始めた。
「なに撮ってんだよ、ばかやろう!」
聞きしに勝る猛女。だが、なぜかその声には威圧感も怖さもなかった。ちょっと心が抜けているような感じ。怒鳴り声からは、酒井法子を直撃したときのような、怒りが伝わってこないのだ。
私生活では2008年に結婚発表した22歳年上の夫との不仲説が流れ、2013年に離婚してしまう。その後、レゲエファッションのブランドなどを手掛ける30代のデザイナーとの交際説が流れ、都内で母親リラさんと3人、一緒に暮らしているという報道もあった。そうしたこともあって、沢尻の自宅マンション前には芸能マスコミが詰めかけた。外出のとき、沢尻は自家用車を自ら運転することが多かった。
■「別に」騒動後に一変した取材対応
開店休業のような時期を経験したからか、沢尻は態度を改め、マスコミの取材対応も変わっていく。自宅前で直撃されると、足を止め、質問に気さくに応え、雑談したりする。手づくりのハート形チョコレートを手渡し、「ご迷惑かけているので、これどうぞ」と笑顔を向けたりするのだ。