小坂明子さん「世界歌謡祭で名前を呼ばれた瞬間光が…」

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■東京と大阪をブルートレインで行き来する毎日

 シングルは歌謡祭の翌月発売ですが、収録したのは合歓の郷でグランプリを取った後の音源でした。合歓の郷には新婚のカップルがいっぱい来るから、新婚さんに配るソノシートとして作ったものです。私は失恋した女性の心の叫びを歌いたいと思っていたのに、本番を録ってくれなくて、セーブして歌っていたのですが、それがよかったみたい。その音源がそのままシングルになったというわけです。

 レコードは当時は160万枚、最終的には200万枚を超えました。それから高3で紅白に出て卒業するまでは4つあった歌番組に出るため、大阪と東京をブルートレインで行ったり来たりの日々。事務所を変わったりして、関西に戻ったのが21歳の時でした。

 その後、シンガー・ソングライターや作曲の仕事を続け、大きなターニングポイントは「ミュージカル 美少女戦士セーラームーン」との出合いです。音楽監督を担当して、これまで450曲以上の楽曲を書いています。

 なので、40歳以上の人には「あなた」の人、35歳くらいまでは「セーラームーン」の人と思われていて、バランスよくつながりができ、恵まれていると思います。令和の時代もよろしくお願いします。

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