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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

目をそむけたくなる 暴行&撲殺がエグ過ぎる韓ドラリメーク

公開日: 更新日:

 タイミングが悪過ぎる――。日韓関係が最悪な時期に夏ドラマのうち韓国ドラマのリメークが3本もあるのだから。大森南朋主演の「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」(テレビ朝日系)、唐沢寿明真木よう子の「ボイス 110緊急指令室」(日本テレビ系)、三浦春馬主演の「TWO WEEKS」(カンテレ、フジテレビ系)だ。

 それぞれ、韓国では大ヒットしたドラマ。ヘイトするつもりは毛頭ないことは先に断っておく。

■なぜ類似品を…

「サイン」は監察医が主役、「ボイス」は妻を殺された敏腕刑事と父を殺された声紋分析官、「TWO WEEKS」は殺人容疑の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇。わざわざ韓国のドラマをマネしなくても、と思ってしまうわけで。しかも監察医はフジの月9「監察医 朝顔」とかぶっている。

 逃亡劇にしても「レ・ミゼラブル」(同)でディーン・フジオカが逃亡していたのは今年1月のことではないか。さらには「忘却のサチコ」(テレ東系)だって、ある意味、逃亡劇といえる。なのに、また類似品を提供している意味が不明。

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