YouTuber活動は「キングコング梶原」の壮大な野望の種まき
15年ごろには真剣に引退を考えた。独自の路線で活動の幅を広げている相方の西野亮廣の足を引っ張っていると感じたからだ。だが、ちょうどその頃、関西ローカル「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)のレギュラーに抜擢された。そこで上沼恵美子に「あなたはスターにならないといけない」と言われ奮起した(テレビ朝日「しくじり先生」19年9月10日)。
自分のパフォーマンスを100%発揮できる「自分の居場所」を模索していた梶原は、あるイベントに参加。その際、人気YouTuberの「フィッシャーズ」と「水溜りボンド」が登壇すると、芸人に対するものとは比べものにならない歓声が上がった。時代が動いているのを感じ、自分の居場所はここだと直感した。
その第一歩として、ノーギャラで人気YouTuberの「ラファエル」や「ヒカル」とコラボ動画に出演した。「ある程度知名度のある芸能人がYouTuberと絡んでいる動画がない」と気づいたからだ。それは、自分がYouTuberとして動きだすための「種まき」だった。
順調に登録者数を増やしていても、停滞する時は必ずやってくる。それを打破するような動画も、前もって準備していた。そうやって綿密に準備をし、本気で取り組んだことで目標を達成したのだ。