チュート徳井 海外逃亡でも逃れられない国税当局の監視網
東京国税局に自身の個人会社の所得隠しや申告漏れを指摘され、所属する吉本興業から芸能活動の自粛が公表されたチュートリアルの徳井義実(44)。問題発覚直後の会見では活動継続に意欲を示していたものの、申告漏れの“常習”がバレてご破算となった。同様のケースが発覚したタレントの板東英二は一時、メディアの追及から逃れるために「失踪」したが、徳井も「しばらくは海外に身を隠すのではないか」なんて声も漏れている。
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「ウヤムヤで終わらせないという、当局の強い意志がうかがえる」
こう話すのはベテラン司法記者だ。国税当局は、内偵情報はもちろん、処分した個別具体的な内容も外部にほとんど漏らさない。メディアに公表するのは「一罰百戒」の意味も込めて、よほど悪質な場合だ。徳井の場合、それが2回続いた。特に2回目の“常習性”や“確信犯”を疑わせるリークは強烈で、それだけ悪質性が高いと判断されている証左だ。
〈無申告は適正な納税をしている納税者に強い不公平感をもたらすことになるため、資料情報の更なる収集・活用を図り、積極的に調査を実施する〉(「国税庁レポート」から一部抜粋)