どんな商いだろうと休ませるなら補償金の給付は同等が筋だ
生活補償が出なくても外出自粛じゃ自宅で映画でも見るしかない。でも、昨今の映画は気晴らしにもならないモノばかり。なので、昭和時代のテレビ映画史の本を開いてタイムトラベルしてみた。1960(昭和35)年以降生まれの人は何の話かと言いそうだが、題名は覚えといてほしい。そのうち、ネットで見られるだろう。
その本は「懐かしのアメリカTV映画史」(瀬戸川宗太著、集英社新書)。ページを繰るなりスチール付きで登場したのは56年の驚異の高視聴率ドラマ「スーパーマン」。チビの地底人が現れた回では画面にクギ付けだった。「ハイウェイ・パトロール」は保安官もの。子供向け西部劇じゃ「名犬リンチンチン」も。58年には「ローン・レンジャー」が相方トントと悪漢をやっつけてくれた。59年には「ローハイド」「拳銃無宿」が登場。前者はC・イーストウッドがまだ新人の脇役。後者の主人公は青二才、S・マックイーン。60年に入ると大人チックな私立探偵物「サンセット77」「サーフサイド6」が始まり、シカゴ暗黒街の「アンタッチャブル」も話題をさらった。そして、62年10月のキューバ危機が去ったおかげで名作「コンバット!」のサンダース軍曹に出会う運命となる。
ああー、見直したくなった。DVD全巻を借りたくなったが、レンタル店には出向けるのか? 不要不急じゃないが、早く見たいんだよ。