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井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

政治家は本当に鈍くてバカ 今こそ税金の使い方を考え直せ

公開日: 更新日:

 やっと、政府が小中高の学校を休校にした。当たり前のことだ。なのに政府内で「保護者が仕事を休まなければならない世帯に補償はどうするの?」と言い合っていたとか。政治家は本当に鈍くてバカだ。補償するしかないだろうが。それが政府だろ、県だろ、会社だろうが。一緒に補償するのが社会だろう。北海道なんか200万人集まった「さっぽろ雪まつり」に中国の武漢から来ていた観光客が感染発覚1号者で、道内全土に広がったために政府など関係なしに休校に入った。道庁は出勤できない人の生活補償をするつもりでいたのだろうか? 親たちに「会社を休めないならウイルスをばらまいてやる」と罵られないうちに、政府は休んだ社員に給料を払う会社には、1日当たり8330円を助成しますと決めたはいいが、個人事業主や自営業者には払わない。ふざけた話だ。一日仕事のフリーカメラマンなんて個人事業者だからダメなのか? 日雇い日払いの映画スタッフは製作現場のパートタイマーだし、スーパーのパート主婦と同じだから補償してもらえるんだろうか? 自由仕事の人間はいつもゴミ、あくた扱いだ。政府は今こそ、税金の使い方を考え直す時だぞ。

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