リモート出演で緊張感増す コロナがワイドショーを変えた
テレビ朝日系「報道ステーション」の富川悠太キャスターは、新型コロナウイルスに感染して体調がすぐれないにもかかわらず、1週間も出演しつづけて批判されている。逆に、英断だと好評なのが、同じテレ朝社員の「羽鳥慎一モーニングショー」レギュラーコメンテーターの玉川徹さんだ。番組で「誰にも会わなければ感染しない、させない。テレワークを広げよう」と繰り返し訴えてきて、とうとう13日の月曜放送から自ら実践しているからだ。
自宅からのリモート出演で、これが楽しそうなのである。「僕なんか、きょうは下がパジャマですよ」と平気で見せる。モニターの上半身は、いつものように、白いワイシャツにネクタイ、スーツの上着姿なのだが、「ほらっ」と立ち上がって、シャツの裾を引っ張り上げるとスエットだった。視聴者からは、「玉川さんらしい」「有言実行だね」と評判がいい。
実は、テレビの生番組で、画面に映らない下半身の“手抜き”は少なくない。有働由美子アナはNHKの「あさイチ」のキャスター時代、靴を履かずにスリッパで出演して、本番中にバレたことがあったし、TBS系の報道番組の名物キャスターは、ジャケットとネクタイをスタッフから借り、下は半ズボンにサンダルということがよくあった。フジテレビ系「とくダネ!」の司会・小倉智昭さんも、しばらくは自宅の書斎から出演するそうだが、こちらはきちんとズボンをはいているようだ。