ゆきぽよは“令和の飯島愛”か テレビのギャル需要にピタリ

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 モデルでタレントのゆきぽよ(23)が何かと話題だ。19日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)では、安倍首相星野源の楽曲に乗せて自宅でくつろぐ動画をアップした「アベノコラボ」について、「安倍さんなりに国民に寄り添おうと思って(やったと思う)、可愛いなと思ってほっこりしたんですよ」などと発言した。

 これに対しネットは大炎上。「素直でいい子だね」「これが普通の意見」といった賛辞と、「正直ドン引き」「こういうバカが日本を滅ぼす」という批判が同時に巻き起こった。いずれにせよ、安倍政権のコロナに対する後手後手の対応に国民の怒りが収まらぬ中、ゆきぽよの持ち味である“自分の言いたいことを物おじせずに言うスタンス”を強烈に印象付けた格好だ。

 ゆきぽよはギャル系ファッション誌「egg」の読者モデルとしてデビュー。“ギャルのカリスマ”として人気となり、Amazonプライムの配信番組「バチェラー・ジャパン」に出演し、若者からの支持を不動のものに。その後、地上波のバラエティー番組でのあけすけな発言でも話題となった。

「お母さんはスペイン人とフィリピン人のハーフで父とは夜の店で知り合った」「付き合った男の5人中4人が逮捕された」など、いかにもなエピソードは枚挙にいとまがなく、意味不明の“ギャル語”でも沸かせた。

 その姿は、かつてバラエティー番組で、歯に衣着せぬ物言いで活躍した元祖ギャルタレントの故・飯島愛ともカブる。コラムニストの桧山珠美氏はこう話す。

「テレビでは“ギャル需要”というものがあって、中高年にとって今の若者について教えてくれる、分かりやすい記号としてギャルの存在価値があるんです。一見、見た目は派手だけど、実際、話すと意外と常識があってしっかりしてるというのがポイント。そういう人がギャルという役割を演じることによって、実際は分裂してしまっている世代間のギャップをテレビの中で埋める存在になっているんです。確かに飯島愛もそういう存在でした。テリー伊藤など、テレビの中のおじさんサイドも、ゆきぽよのとっぴな言動に振り回されて楽しそうです」

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