加藤紗里に“スルー力”炎上商法をマニュアル化し主導権握る
炎上商法の善し悪し、向き不向きというのはそれぞれにあろう。それでも、加藤から学べることは、批判や誹謗中傷にまともに「向かっていかない」「噛み合うことをしない」、こうした強力なスルー力、ブレない強い心、ハートこそ、炎上に対峙する場合に不可欠なスキルだということだ。
フルボッコでイジメに遭っているようでいて、その実、場をコントロールする主導権を手放したわけではない。それどころか、大胆にスルーし続けることで、ブレずに無視し耐え続けることで、かえって場をリードできるポジションを獲得する。
しかし、耐え忍んで奇跡の逆転を起こすのは、時間がどれほどかかるのかわからない。そこで、効率の良いコンパクトなパターンのパッケージをつくり、短期間に何度か繰り返すことで手早く都合の良い立ち位置を得る。加藤が目指しているのは、そういう炎上商法であるように見える。
出産シーンの配信という、一見、生々しく不謹慎な企画も、加藤にすれば望むがままに賛否を呼び込み=注目を集め、果実を得るまで炎上を持続させるための格好のネタに過ぎない。