内村に「紅白総合司会」内定報道 異例4年連続の背景と評価

公開日: 更新日:

安定感と芸達者ぶりが高評価

 しかし、さすがに4年連続は異例との声もある。スポーツ紙芸能担当記者はこう語る。

昭和の時代には昭和29年から昭和42年の間に、13回総合司会を務めた石井鐘三郎という名物アナがいましたが、この記録は破られていません。平成に入ってから宮本隆治アナの6年連続が最高ですが、うち2回は草野満代アナとW司会です。NHKアナ以外で4年連続総合司会というのは、極めて異例のケースだと思います」

 一方、民放関係者はこう話す。

「昨年の紅白の打ち上げの席で、内村の進行をいたく気に入ったNHKのお偉い方が“来年もぜひよろしくお願いします”と言ったそうです」

 ただし、これは単なるリップサービスだった可能性もあるが、それが年明けからのコロナ禍で現実のものとなった。

「当初、NHKは局アナや他のタレントなど、他の候補も考慮していたと思います。しかし、コロナで、史上初の無観客開催となり、収録や中継を多用する異例ずくめの紅白になった。そこで新しい人を起用するのはリスクが高いため、再び安定感があり、芸達者な内村に白羽の矢が立った。ちなみに白組司会は活動停止の花道となる嵐が有力。“嵐祭り”となることは確実です。また、放送が来年2月までズレ込み、紅白開催時には、クライマックス直前となる大河『麒麟がくる』の門脇麦川口春奈が登場し、来年の大河『青天を衝け』のヒロインとバトンタッチセレモニーをするプランなども検討されているようです」(同前)

 演出にも注目が集まる異例ずくめの今年の紅白。ウッチャンは腕まくりだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…