大人気になったコント・レオナルド 年収40万→4000万円に
コント・レオナルドの持ちネタの中で、三郎が好きだったのを聞いてみた。
「俺が交番の警官で、ニッカーボッカー姿の労務者の熊さんが酔っぱらって絡むネタだね。若い頃から俺はしょっちゅう警官に不審尋問をされてたから、おまわりが大嫌いで、おまわりの嫌なところを強調して突っ込む。それをまた、熊さんがいなしてチャカして怒らせる。俺はマジに怒って、さらに突っ込む。面白かったはずだよ。受けるとうれしいし、舞台に上がるのが楽しかったね」
さぞや収入も上がったことだろう。
「1981年の年収が40万円だったのが、暮れにコンビを組んで、次の年の年収がなんと4000万円よ。100倍に増えた。ギャラは熊さんと俺とマネジャーの石井光三で3等分してた。当時の営業ランクが120万円で、人気絶頂のツービートより高かった。石井に『どうして?』と聞いたら、熊さんは体が弱くて、いつ倒れるかわからないのは業界じゃ有名で、レオナルドの舞台は希少価値があるから高いんだって(笑い)」
定評通り、熊はよく体をこわした。