菅首相“スマイル全開”でスカスカ…ニコ生で薄ら笑いの本心
「皆さん、こんにちは。ガースーです」――。いつもの仏頂面はどこへやら。菅首相は11日、ニコニコ生放送に出演。冒頭、司会を務めたジャーナリストの鈴木哲夫氏にひと言求められ、薄ら笑いを浮かべてこう応じたのには、のけぞった視聴者が少なくなかったのではないか。新型コロナウイルスの感染再拡大に歯止めがかからない中、危機感ゼロ。案の定、批判の嵐だ。
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菅首相が官邸から生出演したのは「菅義偉総理が国民の質問に答える生放送」と銘打たれた番組で、放送時間は30分。リアルタイムで視聴者からのコメントが画面上に表示されるのがニコ生の特徴だ。安倍前首相も頻繁に出演したニコ生は、菅首相にとってもホームグラウンドのようなものなのか。「菅総理の就任直後にニコ生側から依頼があり、総理サイドは〈その企画なら〉と即OKを出したそうです」(与党関係者)というから本人も乗り気だったようだ。
国会や会見では苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべているのに、スマイル全開。事前に募った質問と、番組中に寄せられた疑問が直接、菅首相に投げかけられたのだが、薄っぺらなのは笑いだけではなかった。