「おちょやん」低視聴率挽回は“怒っても可愛い”杉咲花次第
11月30日にスタートしたNHK朝ドラ「おちょやん」。初回平均視聴率(世帯)は18・8%にとどまり、20%割れは、2017年の「ひよっこ」(19・5%)以来7作ぶりと報じられた(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。
ストーリーは“大阪のお母さん”として親しまれた上方女優の浪花千栄子がモデルのオリジナル。主人公の竹井千代役を杉咲花(23)が演じる。
スタートダッシュがかなわなかった理由としては、コロナ禍での番組開始時期の遅れや、十分な番宣ができなかったことなどが指摘されている。
しかし「徐々に挽回する可能性が高い」と次世代メディア研究所所長の鈴木祐司氏は「Yahoo!ニュース 個人」の記事で分析している。鈴木氏は、インテージ「Media Gauge」のデータを用いて、9話までの「途中で番組を見るのをやめる人の出現率=流出率」を分析。それによれば、2週目に入ると回を追うごとに流出率は下がっており、さらに各回を1分ごとに分析すると、2週目は流出率の低いシーンが増えていたという。「『あまちゃん』『ひよっこ』『エール』のように、スロースタートでも中盤から後半にかけて勢いを増すパターンとなる可能性が高い」と結論付けている。