NHKによる職員の住宅ローン肩代わり露見 賃貸に回す猛者も
NHKは昨年9月9日放送の「クローズアップ現代+」でコロナ禍による収入減の長期化で、住宅ローンが支払えなくなり、自宅を手放す人が続出している実態をリポートした。その一方で、受信料に支えられているNHK職員たちはコロナ禍で自分たちの給料が減ることはない。しかも、ちゃっかり住宅ローンのサポートまでしてもらっているというのだから悪い冗談みたいだ。
「職員の中には都心でマンション購入後に地方へ転勤が決まり、所有物件を賃貸に回して住宅補助手当と家賃をダブルで手にする猛者もいます。住宅補助手当の金額は職員が所属する放送局や扶養家族の有無などによって変わるので一律にいくらとは言えませんが、手当をたくさんもらえる人が羨ましいです」(ある職員)
厚労省の「15年就労概況賃金制度」によると、住宅手当の労働者1人当たりの平均支給額は1万7000円。住宅手当の見直しや廃止をする企業も年々増えている。そんな中でNHKの“住宅ローン肩代わり報道”が露見した。
「持ち家のある職員にも毎月5万円の住宅補助が支給されているのは事実か」という日刊ゲンダイの質問に対し、NHKは「個々の事情によって異なり、一概には回答できません」(広報局)と回答した。
いずれにせよ、民間企業では信じられないような好待遇がNHKにはまだまだありそうだ。