生活保護があるって言い放つ政治家とどっちが信用できる?
緊急事態宣言が3月まで延長になり「また仕事キャンセルかよ」とスケジュールを確認したら、もうキャンセルになる仕事が何も入っていませんでしたとさ、どうも三遊亭鬼丸です。
さて先日1月31日に私の住んでるさいたま市のお隣の戸田市で市議会議員選挙がありまして、その中に「スーパークレイジー君」という候補者がいたんですよ。もう一度言いますね。候補者の名前が「スーパークレイジー君」です。君までが名前なので正式にはスーパークレイジー君さんというべきかもしれません。まぁとにかくそのスーパークレイジー君のポスターがまず写真のような特攻服姿。都知事選にも出ていた34歳だそうで典型的な羽柴誠三秀吉的な選挙に出ることが趣味の泡沫候補かと思いきや、なんと36人立候補して26人までが当選という激戦の中、25位で当選したんですよ。
戸田市民はふざけすぎですって? いえいえスーパークレイジー君は少年院に入ってた過去があり入れ墨も入っててお父さんもヤクザだったけど、それを全部隠さず公表した上で真面目に選挙活動をしてたんですよ。そんな中で子供人気がスゴかったそうです。うちの妻も子供に囲まれてるスーパークレイジー君を見たって言ってました。実際その子供たちが親や祖父母に投票をお願いしたのが勝因とも言われてるようです。ということは戸田市の子供は日本一政治や選挙に関心のある非有権者とも言えます。若者の政治への無関心? いえ関心を持てる候補者がいないからだろということが今回わかりました。もちろん目立てば批判的な声も出てるようですが私は応援してますよ。だって市民のために働きたいって言葉がウソに聞こえないんですもの。自分の生い立ちを踏まえて恵まれない家庭環境の子供に手を差し伸べようとする政治家と、生活保護があるって言い放つ政治家だったらどっちが信用できます? 選挙権のない子供にも応援したいと思わせたスーパークレイジー君は本当の民主主義を感じさせてくれたんじゃないでしょうか。