朝日放送のドラマ収録でコロナ大量感染 テレビ局が最も恐れていた事態だ
1年も経つと、むしろそれが当たり前となり、出演者同士が控室を訪ねる挨拶もなく、スタジオでは考えられないほどの距離を取り、間にはアクリルボードを挟むのも普通。もし出演者の誰かが感染判明となると、濃厚接触者かを考えながらPCR検査となるし、自宅待機もある。バラエティー番組などは事務所などと相談して代わりの出演者が手配されるが、コロナ感染から回復した出演者はその後も十分に時間を空け、復帰するというのが定着している。
ただ、一番心配されたのがドラマの出演者だった。さすがに本番中はマスクはできないし、熱の入ったセリフや顔を近づける状況もある。もちろん、役者の代替が利かないのは当然だ。
ドラマのタイトルや出演者は発表されていないが、万が一を考え、収録がすべて終わってから放送時期を明らかにする形で進められている。世間の感染への目はまだ厳しい。今回のクラスターともいえるドラマ撮影現場の感染は、業界に多くのショックを与えている。