NYタイムズは「政権に逆効果」と酷評…異例ずくめの東京五輪を海外メディアはどう“総括”したか

公開日: 更新日:

 ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は支持率低迷に苦しむ菅首相が秋の総選挙に向けて人気回復を見込んで開催を強行したが、期間中の感染爆発のため「逆効果になりそうだ」と伝えた。ワシントン・ポスト紙も「急速な感染拡大が五輪に影を投げかけた」とし、閉会式当日まで開催反対を唱えるグループが新国立競技場周辺でデモを繰り返したと報じた。

 英BBC放送は東京の感染者が1日5000人と記録的に急増した原因を「五輪が始まって人の気が緩み、対策が徹底されなくなったと指摘する声もある」と言及。今後も増えた場合、日本政府にとって「大会続行を決めたことがアダとなる可能性がある」と批判的な論調を展開している。帰国した選手らの今後を心配する声も出てきた。

「NYTとBBCは帰国した選手や関係者に感染者がいる可能性を指摘。彼らが母国にウイルスを持ち帰って周囲の人を感染させたら、改めて東京五輪の強行開催に世界的な批判が出るのではないかと危惧しています」(浜田和幸氏)

 やはり開催しなければよかった……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差