タレント山口めろん 地下アイドル時代は「給料なし 交通費なし」徹夜でバイト
その後メンバーが女優とかグラビアをやりたい、卒業したいって言い始めた。私もチャレンジしてみようと23歳で辞めました。事務所を辞めた後、半年間はフリーだったので、アイドル時代に経験した楽しかったことやつらかったことを書いて、いろんな出版社に送って15年に山口めろんのペンネームで「アイドルだって人間だもん!」というエッセーを出版することができました。名前の由来はメロンが大好きだから。大学の大先輩に吉本ばななさんがいらして、それからの発想です。
ソロ活動するようになって18年1月「芸能界特技王決定戦 TEPPEN」(フジテレビ系)の「ピアノ部門」の決勝戦で優勝しました。TEPPENに出た後はテレビで見てファンになってくれる人が増え、SNSで「元気出ました」と投稿してくれたり、子供たちが手紙をくれたり。地下アイドル時代とは違って視野が広がり、もっと頑張ろうって思うようになりました。
去年、今の事務所に移ることができました。ピアノの仕事が増えてとても楽しいです。歌もめっちゃ好きですが、ただ音痴で……。これまでの事務所はそれを隠そうとしてきました。私だけマイクが駄菓子屋さんで売ってるようなおもちゃだったこともあるくらい。