フジ月9「ラジハⅡ」主演なのに…窪田正孝の存在感が薄いのは演技力ゆえ?
「その手法は放送中の連ドラ『アバランチ』も同じ。メンバーにどんな過去があったのかが読み解かれていきますが、たとえ脇役のメイン回であっても〈アバランチの主演は綾野剛〉ということがはっきり伝わってくる。ところが、ラジハⅡは窪田さんの印象が主演の割に薄く、見終わった後に〈次回はもう少し見せ場があるかな〉とモヤッとしてしまうことも」(山下真夏氏)
スポーツ紙芸能担当デスクはこう話す。
「ドラマはもう撮り終わっていますから、残念ながら視聴者のそういった声が反映されるということはないでしょう。ただ、本田翼演じる甘春先生をめぐって、鈴木伸之演じる辻村先生と五十嵐との恋模様が今後、本格的に発展することが予想されますし、これから先はだんだんと五十嵐メインとなっていくのでは? 窪田の腕の見せどころでしょうね」
窪田といえば、昨年のNHK朝ドラ「エール」で主演。同世代の中でも屈指の演技派だ。
「その窪田さんの主演ドラマとなれば、彼の演技を〈たくさん見たい〉と期待して見続けている視聴者も多いはずです。現時点では〈物足りない〉という感想が出てしまうのは仕方がない。とはいえドラマはまだ中盤ですし、窪田さんも共演者を目立たせるために、あえて抑えた演技をしているようにも思えます。主演なのに〈存在感が薄い〉というのは、むしろ彼の演技力ゆえとも言えそうです」(前出のテレビ誌ライター)
〈物足りない〉から〈満たされた〉に変わる可能性は十分ありそうだ。