著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

田口淳之介「倍満の貴公子」での再出発は“ワケありタレント”のお手本

公開日: 更新日:

 独立した田口は個人事務所で歌手活動を再スタートしたが、一部のコアなファンはいたものの、大きな勢いはなかった。前述した恋人である小嶺麗奈と一緒に暮らしていたが、独立から3年後の19年に大麻取締法違反容疑で逮捕され、執行猶予付き判決を受けた。昨年、その小嶺との破局が報道されていたが、最近になって復縁が報じられたという流れだ。

 まあ、以前みたいな華々しい活躍ができるとはいえない活動状況で、イメージ的にもスポンサーが付きにくい。そんな中で、本人がSNSでプロ雀士になったことを発表。彼の麻雀歴は15歳からだそうで、実はプロ麻雀の動画サイトなどでしばらく前から麻雀をする姿が紹介されたりもしている。僕も見たことがあるが、年季の入ったフォームで打牌していた。

 で、プロになった報告をした直後からSNSのフォロワーが500人以上増えたという。プロ麻雀ファンの一部からは「倍満の貴公子」という呼び名まで出ているそうで、新たなファンを獲得している。月1回のライブ、YouTube、ニコニコ生放送などへの好影響も考えられる。

 つまり、これまでとは違う分野の、専門性の高い分野で勝負にかけたわけで、麻雀ファンからすれば、面白い勝負展開を見せてくれるイケメン雀士。過去はそう気にならないだろう。

 ネット上の反応もかなり好意的。割と簡単に芸能界に舞い戻る例も多いだけに、批判の矛先が変えられる。ワケありのタレントには大きなヒントになるのではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    パワハラ騒動で楽天退団 安楽智大の去就どうなる? 兄貴分・田中将大の自由契約で話題沸騰中

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    田中将大獲得に及び腰なのは《復活うんぬん以前の問題》…“外野”がフォローするほど現場との温度差浮き彫り

  1. 6

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 7

    巨人が“大山資金”で怒濤の上積み…FA石川柊太争奪戦で5球団「3年6億円」横一線の均衡破る

  3. 8

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  4. 9

    フジテレビ『ザ・ノンフィクション』で注目された50代男性の裏話と結婚できる中高年の境界線 

  5. 10

    石破政権を直撃!岩屋毅外相につきまとう「100万円」疑惑…米国発カジノ汚職で再燃