榊英雄監督の性行為強要に声を上げられない単館系女優の現状
映画監督の榊英雄(51)が複数の女性に性的行為を強要していたことが報じられ、3月25日に公開を予定していた「蜜月」が公開中止になった。週刊誌にその一報が出た時に、知り合いの信頼できる映画プロデューサーから電話がかかってきた。
「あの監督の女性問題は昔から私ら業界で評判になっていたんです。今回、4人の女優の告発ってありますが、それどころじゃない。もっとたくさんの女優さんが被害に遭っているんです。それに、手口が汚いんです」
榊は、俳優であり監督業も行う“二足のわらじ”。また、演技を教えるワークショップを開催している。ただ、映画監督としては大作をつくるわけでもなく、代表作がこれというふうに存在するような監督ではない。いわゆる単館系というか、ミニシアター系といわれる映画の作り手で、一風変わった作品を手掛けている。それなりのニーズはあるらしい。
その知り合いのプロデューサーは、「僕は絶対に一緒に仕事はしません。女性に対してひど過ぎるんで……」と憤る。
榊の手口は、彼の主宰するワークショップに集まってきた、女優の卵や新人女優を狙うというもの。女優たちは映画監督に指導を受けながら、「目に留まれば次の作品に出してもらえるかもしれない」という期待もある。榊はその思いに付け込んで“師弟関係”をつくり、NOを言わせない雰囲気をつくって性行為を強要するわけだ。駐車場や路地裏までが現場となるひどいものだ。