フジテレビ「70歳新社長」への期待と不安と“老害批判”…背後に日枝相談役の陰?
「『オールナイトフジ』に『夕やけニャンニャン』、とんねるず全盛の頃の人。それがどうして」と、首をかしげるのは芸能関係者だけでなく、フジテレビ局員もだ。
フジテレビの新社長に内定したと報じられたのは、現在は共同テレビジョン社長の港浩一氏(70)。バラエティー畑でディレクターやプロデューサーを長くこなし、明石家さんまの番組に出演したり、とんねるず木梨憲武(60)が「小港さん」のキャラクターでモノマネをしていたことから、中高年世代には知られた存在ではある。
「物腰が柔らかく丁寧で、マスコミにもこまやかな心遣いをし、多くのタレントから信頼されている」と、港氏を知る関係者は口をそろえる。だが、社長としてはどうなのか。
■50代はリストラなのに
「フジ黄金期の立役者ではあります。しかしバラエティー班のトップだった2015年に系列制作会社の共同テレビ社長就任となったときは“片道切符”の左遷人事かと囁かれたもの。普通なら、そのままご苦労さまでしたとなるべきところ、本社復帰プラス社長就任とは言葉もない。50代の働き盛りの社員を早期退職でリストラした挙げ句、70代が社長就任ですから。戸惑う社員は多いし、日枝相談役(84)の影も見え隠れします」(フジテレビ局員)