園子温監督が性加害報道の出版社を提訴「テクニカルに勝ちを取りにいく」という見方
ある映画プロデューサーは「裁判で『一部主張が認められた』ということにでもなればイメージ回復できたと言えるので、周囲のみんなが仕事をしやすくなる」と話す。
裁判に勝った(=)名誉回復という条件が整うという見立てだ。こうなってくると、テクニカルに勝ちを取りにいくということにもなりかねない。大筋では事実を認め、細部の誤認をただしていくというわけだ。
裁判の行方がどうなるかは分からない。ただ、今回の映画業界の教訓として、立場や力を利用した強要はいずれもあってはならない。今後、なくなっていって欲しいと念じるばかりだ。