森口博子に学ぶ「芸能界サバイバル術」 今月で54歳、29年ぶりオリコントップ10の凄み
元祖バラドルの森口博子(53)が歌手として記録を樹立し、話題である。
アニメ映画「機動戦士ガンダム」の新作主題歌でもある「Ubugoe」がオリコンの週間シングルランキング10位にランクイン。これは「ホイッスル」以来29年ぶりのことで、インターバル記録では歴代5位、女性アーティストでは歴代3位なのだそうだ。映画の舞台挨拶に登壇し楽曲を披露した森口は「素晴らしい作品で歌えて幸せです」と涙ぐんでいた。
「歌唱力、表現力はもちろん、営業力の勝利でもあると思います。堀越の高校生だった1985年に『ガンダム』の主題歌『水の星へ愛をこめて』で歌手デビューして以来、テーマソングを歌い続け、今回はライブなどで『50代になってもガンダムソングを歌います』と宣言していた。それもあって今作のメガホンを取った安彦良和監督からのオファーを呼び込んだというのですから」(元スポーツ紙芸能担当記者)
■事務所からリストラ宣告もバラエティーに活路
人知れず消えていくタレントが数知れない中、森口の芸能界サバイバル術、ど根性は筋金入りだ。福岡で4姉妹の末っ子として生まれ、幼少期からアイドル歌手を目指したものの、オーディションに100回以上落選。ようやくガンダムソングでデビューし上京するも、「才能がない」と高校卒業前に事務所からリストラ宣告されてしまう。