常に押しかけるように築き拓いた 中尾ミエの人間関係と自らの道
「私の人生、全部押しかけ」(中尾ミエ/テレビ朝日系「激レアさんを連れてきた。」6月24日放送)
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番組で「真の芸能界最強の人」と紹介された中尾ミエ(76)。彼女は少女時代から「のど自慢荒らし」として、のど自慢大会で優勝し続け、家計を支えるために米軍基地などで歌い始めた。やがて、自ら当時最大手の芸能事務所・渡辺プロに連日出向き、契約を勝ち取り、デビュー曲「可愛いベイビー」がいきなり大ヒット。一躍スターの座に上り詰めた。
そんな中尾が自らの芸能人生を表して語ったのが今週の言葉だ。その後も、先輩からイジメられていた和田アキ子を救ったり、彼女の厳しい「教育」のためにマネジャーが長続きせず、事務所内で1周して誰も成り手がいなくなり、ついには自分でマネジメントするようにもなったなど、強くて自由な生き方が紹介された。
近年はグレーヘアが印象的だ。「白髪は染めなきゃだめ」というこだわりを捨てたら、楽になったという。発想を変えて黒髪を白髪に合わせようと、今では黒髪を白く染めてバランスを整えている。