自民党・山崎拓幹事長(当時)の女性問題は愛人スキャンダル報道の金字塔
「落語は人間の業の肯定である」と喝破したのは立川談志である。
永田町には業の深い人間が多く生息しているが、自民党の吉川赳(たける)衆院議員(40)もそのひとりである。おさげ髪の18歳の女子大生と高級焼き肉店で一緒に飲酒し、高級ホテルでともに過ごしていたと週刊ポスト(6月24日号、以下ポスト)が報じ、一気に有名人になった。
ポストに女子大生は、「4万円もらった」と証言している。事実なら、現役政治家が10代の女性を“買春”していたことになる。
ポストの取材に対して吉川議員は「(女性は)20歳以上だと思っていた」と答えている。だが、ポストは次の号で、吉川が彼女に、「学生だよね?」と聞き、彼女が「大学1年になったばかりです」と言うと、「俺、18歳に興味あるわ。まじでまじで」という会話を交わしていたのを聞いていたと暴露している。
この人物、岸田文雄首相に覚えがめでたいそうだが、守り切れないと判断したのだろう、吉川からの離党届をすぐに受理してしまった。離党ではなく議員辞職すべきだが、このご仁、6月30日に支給された夏のボーナス約290万円まで懐にした。“パパ活”72回分である。