平手友梨奈が「六本木クラス」でぶち当たった壁 欅坂時代の“伝説”が足を引っ張る?
■秋元康氏プロデュースのグループの中で「生ける伝説」
「卒業まで全シングルのセンターを務めたのは、秋元康氏がプロデュースしたアイドルグループの中で平手さんのみで、まさに生きる伝説です。グループ在籍時は、圧倒的な表現力とカリスマ的な世界観を持っていたので、そのイメージを損なわないような役をこなしていくことは大切でしたが、卒業後の今では数ある女優の中の一人という立ち位置。決まった役しかできないイメージがつくのは、女優としてはマイナスに働く可能性が高いと思います」(芸能ライター)
もちろんオファーする側も平手のイメージに引っ張られているのかもしれないが、女優としてまだ実績の少ない平手にとって、振り幅のある様々な役柄を演じていくことは今後の課題だろう。
さらに今回の「六本木クラス」の葵は、評価が分かれているというから尚更だ。
「『六本木クラス』の葵役にあたる『梨泰院クラス』のチョ・イソは、『なぜ相手が傷つくかわからない』『結果を求めて当然』というソシオパスゆえの純粋さも自然と表現されていたので、パク・セロイへの純粋な恋心がより際立って見えていました。それに対し、天才役に定評がある平手さんが演じる葵は、当初は原作ファンにも受けがよかったのですが、回を重ねるごとに『ただ単に天才であることを鼻にかけている嫌なやつ』という見え方になってしまっているとの指摘が出てきています。天才役の中にもしっかり振り幅を見せていくことが、必要なのかもしれません」(前出の芸能ライター)