森山未來「プリズム」で色気ダダ漏れの声 東京五輪の“高度”なダンス批判も払拭
山下氏は2008年に森山主演の舞台「RENT」を観賞した際、その身体能力の高さに驚かされたという。
「森山さんはダンサーでもあるので当然なんですが、それでも感激せずにはいられなかった。目が離せないという言葉がまさにぴったり。そう思いました。あの頃はまだ可愛さ、あどけなさがありましたが、静かな演技でも存在感を出せる大人の役者になったんだなと、『プリズム』を見ながらしみじみ感じています」と山下氏。
マイケル・ジャクソンのコンサートがきっかけで、幼少の頃からダンスを習っていたという森山。東京2020五輪の開会式で披露したダンスパフォーマンスをご記憶の読者も多いのでは。あの時は〈怖い〉〈意味が分からない〉なんて批判の声もあったが、森山のダンスがハイレベルであることは伝わった。
「NHKの黒木華さん主演の連ドラ『みをつくし料理帖』(17年放送)で感じたのですが、森山さんは身体能力の高さゆえか、時代劇での立ち居振る舞いが非常に絵になる。ふとした動きが奇麗なんです。切れ長の塩顔で、侍姿もよく似合う。個人的にはもっと時代劇にたくさん出てほしい役者さんです」(前出の脚本家)
森山は今年10月に新作パフォーマンス公演「FORMULA」を上演予定。何でも脳科学者の中野信子氏、振付師でダンサーのエラ・ホチルド氏とタッグを組んだ“ダンス×脳科学のプレゼンテーション”をテーマにしているという。新たな森山を見ることができそうだ。