「エルピス」「Sister」「舞いあがれ!」が好評価 ドラマ勢力図「西高東低」に変わったワケ

公開日: 更新日:

 もちろん、東京キー局制作にも素晴らしい作品はたくさんあるが、最近、関西制作のドラマからは熱量がよく伝わる。

「西高東低の傾向はNHK朝ドラを見ても顕著です。たとえば、9月まで放送されていた『ちむどんどん』は、『#ちむどんどん反省会』が今年の新語・流行語大賞にノミネートされるほど評判がイマイチでした。『ちむどんどん』ほどではないですが、昨年の『おかえりモネ』、3年前の『なつぞら』など東京制作のドラマは途中で視聴者が脱落するパターンが続きました。それに対し、今放送中の『舞いあがれ!』は大阪放送局の制作で、サプライズもなければ大きな事件も起きませんが、主人公の日常が丁寧でリアルに描かれています。大阪制作は昨年の『カムカムエヴリバディ』、一昨年の『おちょやん』と重厚な良品に仕上げていました。一作品ごとの作り手の意気込みを感じられます」(前出のドラマ制作関係者)

TBSでは企画が通らなかった

 エルピスに話を戻すと、プロデューサーの佐野氏は、この企画を6年前から温めていたが、実在の冤罪事件をベースにした物語のため、検察や警察から目をつけられる恐れがあるとして、当時在籍していたTBSでは企画が通らなかったという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議