「M-1グランプリ2022」相手に健闘したNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が評価される理由
史実とフィクションのバランスも絶妙。鎌倉という時代の空気や人々が実に魅力的に描かれた作品だった。「鎌倉殿」を見て大河や時代劇の魅力に改めて気づかされた人も多いに違いない。
来年は松本潤が主演の「どうする家康」が放送される。脚本は「コンフィデンスマンJP」などで知られる古沢良太。三谷とは一味異なる、斬新なタッチの時代劇が期待されるが……。
「今年の大河は鎌倉という時代の残忍さを描き切りました。古沢にはすでに語りつくされた感のある徳川家康をどんなふうに魅力的に描くのか、視聴者も興味津々だと思います。時代劇を通して改めて日本の歴史を知るきっかけになった『鎌倉殿』に、果たして続くことができるか」(同)
「どうする家康」はマツジュンというアイドルが主役だが、どう骨太に家康を描くかが試されることになりそうだ。