松本潤「どうする家康」観覧倍率は196倍! ポストコロナの“コンテンツツーリズム”拡大と問題点

公開日: 更新日:

 来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」が放送される1月8日に、物語ゆかりの静岡市、浜松市、岡崎市の3市で行われるトークイベントの観覧応募の倍率が公表され、話題となっている。

 それぞれの会場の定員に対し、静岡市の出陣式は23倍、浜松市の出陣式は20倍、岡崎市のパブリックビューイング&トークショー(定員900人)は196倍と報道されている。

 3市のイベントにリレー式で登壇するのは、主演を務める嵐の松本潤(39)。11月6日に行われた木村拓哉(50)と伊藤英明(47)が参加した「ぎふ信長まつり」の観覧申し込みの約64倍(定員1万5000人に対し応募は96万人超)を大きく超える大反響だという。

 一方、18日に最終回が放送される同じくNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は当日、鎌倉女子大学・岩瀬キャンパスの松本講堂で、「グランドフィナーレ パブリックビューイング」のイベントが行われ、小栗旬(39)や小池栄子(42)、坂口健太郎(31)ら、主要キャストが出演する。こちらも神奈川県国際文化観光局観光課によれば、会場の定員1300人に対し、134倍という応募があったという。

 こうした、映画やドラマ、アニメ、漫画、ゲームなど、物語の舞台となった場所やゆかりの土地を訪れる観光を「コンテンツツーリズム」と呼び、近年注目されている。コンテンツツーリズムに詳しいさる民放キー局プロデューサーはこう話す。

「コロナでインバウンド需要が復活していない中、疲弊した観光業や飲食業に対して国内需要を喚起する意味で注目されています。NHKの大河ドラマのように、ひとつのドラマで主体的にイベントを打つ体力は民放にはまだありませんが、ドラマ『silent』(フジテレビ系)などでは、ロケ場所の渋谷や下北沢周辺のカフェや通りに行って、本人になりきって写真を撮り、それをインスタにあげることが若い女性の間ではやっています。今後、こうしたことは、もっと盛り上がり、民放でもビジネスとして積極的に取り入れる動きが出てくるかもしれません」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇