市川由紀乃さんの思い出の曲は小林幸子の「別離」 TVのちびっこ歌番組で歌い2度も優勝

公開日: 更新日:

賞品はグランドピアノと香港旅行

 当時、テレビ東京では「東西対抗ちびっこ歌まね大賞」という番組を放送していまして。「別離」を歌って初めて優勝することができました。その後は日本テレビの「全日本ちびっこカラオケ大賞」です。この番組でも「別離」を歌ってまた優勝することができた。

 当時はちびっこ歌番組全盛の時代。私もそうでしたが、子供たちはパンチのきいた歌、元気な男歌を歌うことが多かったのですが、あの時はあえて違う歌を歌おうと思ったんですね。それもよかったのかもしれません。

 優勝賞品はすごかったですよ。「東西対抗」ではグランドピアノ、「カラオケ大賞」は香港旅行で、家族もとても喜んでくれました(笑)。賞をもらって次の日に学校に行くと学校中が盛り上がって、それもうれしかったですね。

 ピアノは買ってもらいたくても、高価ですから親には言えない。それを優勝していただくことができたので、レッスンに通うことになったけど、続きませんでした(笑)。香港旅行は母親と小学校4年か5年の時に行きました。100万ドルの夜景を見ることができるというので香港が人気の時代です。

 幸子さんとお会いしたのはもちろん歌手になってから。最初は何も言えなくて、名前を言って挨拶するだけで精いっぱい。オーラがすごくて近づくことができませんでした。

 やがて仕事でご一緒する機会が多くなって、子供の時に「別離」を歌って優勝したことをお話ししました。「別離」で優勝したと言ったら、幸子さんはすごく驚いていました。「あの歌を子供の時に歌ったの?」って。「別離」は歌ってみると結構難しいですから。

 番組でご一緒した時に歌わせていただいたこともあります。幸子さんは「歌ってくれてありがとう」とおっしゃってくださって。

 コロナ下なので最近は食事をご一緒していませんが、以前、ご一緒させていただいた際には、メインにステーキをいただいて。幸子さんから故郷の新潟で育てているお米をいただいたこともあります。それからお着物をいただいたことも。時々、ご連絡をいただいて後輩の私の相談に乗ってくれたり、私の母のことまで気にかけてくれます。歌手になる前からテレビで見ていたスターと、仕事やプライベートでこんなふうにお付き合いいただけるのは本当に夢のようです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 5

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  1. 6

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 7

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  3. 8

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 9

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」