ジャニーズ性加害問題「再発防止チーム」設立1カ月で動きなし…ジュリー社長「会見逃れ」の声

公開日: 更新日:

「男性マネジャーは当時、ジャニーさんの近くにいたとされた人物です」(前出・週刊誌記者)

 ジュリー社長を知るテレビ関係者は、「ジュリーさんは母親で故・メリー喜多川さんの庇護のもとで仕事をしてきたので、人前で質問されて責められることに耐えられないはず。ジャニーズ事務所としては記者会見だけは避けたいところでしょう」と言う。

 ジュリー社長の記者会見の要請が高まる中、再防止特別チーム座長の林氏は「第三者員会のようなもの」と言っているが、チーム名を設定したのはジャニーズ事務所だ。

「再発防止と言ってますが、これだけ騒ぎになっている中で性加害をする人間がいるとは思えない。チーム発足から一カ月が経過していますが、何の報告もないためお手盛り感は否めないでしょう」(前出・芸能ライター)

 再発防止特別チーム設立後、新たに2名の元Jr.がジャニー氏の性加害を告発している。

「これまで何人もの元Jr.がジャニーさんの性加害を告発していますが、中村さんは〝犯罪〟と断言して、ジュリー社長の記者会見を要求しています。同様の声が一般世論からもあがっている」と話す大手芸能プロダクション役員はこう続ける。

「再発防止特別チームとジュリー社長の記者会見は別問題。彼女が会見しなければジャニーさんの性加害騒動が収束することはないのではないか」

 ジュリー社長はいつまでも記者会見から逃れられるのか。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…