ジャニーズ性加害問題で事務所またも「日時未定」…“会見やるやる詐欺”に白い目強まる悪循環
来日してジャニーズ事務所の性加害問題の当事者らにヒアリングしてきた国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが4日、調査を終えたとして日本記者クラブで会見した。委員のピチャモン・イェオパントン氏は「タレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」と語った。
作業部会はジャニーズ事務所関係者からも聞き取りをしたというが、ピチャモン氏は同事務所が設置した外部の専門家による「再発防止特別チーム」の調査は、透明性と正当性に疑念が残ると指摘。“お飾り”みたいなチームであることを国連には見透かされている。
一方、ジャニーズ事務所は作業部会の会見を受けて公式サイトで声明を発表した。「現在『外部専門家による再発防止特別チーム』が本件に関する調査を継続されておりますが、本特別チームより、その提言を8月末頃に行う見込みである旨のご連絡がございましたので、お知らせいたします」と説明し、「できるだけ早く、今後の弊社の取り組みなどについて記者会見にてご説明させていただくことを予定しておりますので、具体的な開催日時に関しましては、改めてご案内させていただきます」とした。