ジャニーズ“お取り潰し”…藤島ジュリー景子社長の不名誉に亡き父・泰輔氏は何を思う?
泰輔氏は学習院大を出て新聞記者になった翌年には作家デビューを果たした。「ヘソまがり太平記」シリーズ、ポール・ボネ名義で書いた「不思議の国ニッポン」シリーズなどでも知られる。
競馬好きでも有名で3~8歳(当時)まで活躍し、無事是名馬と言われたランニングフリーの馬主だった。日経賞とAJCCのGⅡを2連勝、88年春天皇賞では2着の成績を残した。
泰輔氏には一度だけお目にかかったことがあった。晩年の著作「馬主の愉しみ ランニングフリーと私」(91年)の出版記念パーティーの席だった。実業界、馬主らと思われる出席者が集い、駆け出しの記者には場違いな雰囲気に気後れした記憶がある。そんな華麗なる一族も義弟・ジャニー氏の性加害スキャンダルで吹っ飛んだ。
一族では数少ない藤島を名乗るジュリー氏の不名誉に、父・泰輔氏は何を思うだろうか。
(峯田淳/日刊ゲンダイ)