「光る君へ」が挑む“非オワコン”の証明…NHK会長は過去最低記録する大河&紅白の予算20%削減に言及
NHKといえば、昨年の大晦日に放送された「第74回NHK紅白歌合戦」も第1部の視聴率が過去最低で初の30%割れを記録。看板コンテンツが軒並み撃沈している印象で、マンネリやオワコン化を指摘する視聴者たちの声もある。
■「光る君へ」の新解釈に視聴者の期待と懸念
「前作の大河ドラマ『どうする家康』は、若年層へのリーチを意識したキャスティングと、大河ファンの価値観を根底から覆した大胆な脚本と、合戦の乗馬シーンをCGにするなど冒険をした結果、話数を重ねるごとに視聴者が脱落していった印象です。
『光る君へ』の初回放送では史実でも死因が特定されていない紫式部の母が、藤原道長の兄道兼に殺害された衝撃シーンが描かれました。あの描写に対しても史実との整合性をとりながら、補足的に新解釈を提示した『鎌倉殿の13人』のようになりそうだと期待する視聴者と、あまり新解釈をやりすぎると『どうする家康』みたいなメルヘン大河になりそうだと懸念する視聴者に分かれている印象です」(ドラマ制作関係者)