西田敏行「さよならマエストロ」で座りっぱなし満身創痍の演技…薬物使用のデマに悩まされた過去
頸椎亜脱臼の手術後に胆のう炎を発症し、4カ月の闘病生活を送った16年は、西田にとって災難続きの年となった。
■今年喜寿を迎えるもオファー途切れず
「西田がテレビ復帰した約1カ月後の7月に、ネットに薬物使用疑惑のデマ情報を流され、西田の事務所は警視庁赤坂署に被害届を出している。翌年7月に男女3人が赤坂署に偽計業務妨害で書類送検されましたが、デマを流され心身とも傷ついた状態で、西田が向き合ったのが北野武監督の『アウトレイジ最終章』(17年公開)の撮影でした」(前出・スポーツ紙記者)
映画関係者は、「頸椎亜脱臼での闘病生活を終えた西田さんと、脳出血から復帰した塩見三省さんの2人の姿が印象的でした。特に西田さんはやっと歩ける状態でした。北野監督は“リハビリしながら、やればいい”とジョークを飛ばしてましたが、いざ撮影になるとビシッと決めるところはさすが名優だと感心しました。今年77歳で体調は万全ではありませんが、オファーは途切れず本人もなるだけそれに応えようとしている様子です」と話す。