著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

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 番組にゲストを迎える場合、当然事前にやりとりがある。「これはぜひ言いたい」「これは聞かないでくれ」とせめぎ合いの後に、合意点を見つけて出演OKとなる。

 今回は万博の宣伝を極力抑えた構成になっていた。目玉は大屋根リングと心筋シート。あれほど言っていた空飛ぶクルマは見事に消えていた。

 メタンガス爆発には一切触れなかった。これは聞かないでくれという約束だったのか。

 番組前の打ち合わせを想像するに、山口真由氏はバランスを取る役目なので、万博の意義を称えそれとなく応援、いつものスタンス(IRのことを突然聞いたのはカンペが出たのであろう)。

 石原良純氏は、万博批判の多い構成に不満らしく、「俺にあんまり振らないで」とでも言ったのか、終始つまらなそう。最後には「もっと楽しい部分も半々で聞きたかった」とまとめた。万博は楽しいもんなんだから楽しめばいいじゃない、といういかにもボンボンらしい意見で、一見当を得ているようだが、誰かが討論していると、それを喧嘩みたいに捉えて「まあまあ」とかいう人いるよね。ズルいよね。

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