夏の猛暑でお天気キャスター大忙し…「的中」の面々には美しすぎるキャスターも、ベテラン予報士は予想外れる

公開日: 更新日:

外すのも芸のうち?

 一方、外したのは大御所の森田正光(「Nスタ」TBS系)である。予想はなんと冷夏。「スーパーエルニーニョが発生していて、西太平洋熱帯地帯の海水温が低下し、冷夏になり雨が多い」と見ていた。「雨が多い」はその通りだったが、冷夏はまるっきり違った。その後、大気膨張が続いていて地上気温が下がらなくなったと訂正。秋以降もこの高温状態は続くという。

「ひるおび」(TBS系)の森朗は番組中に、「間もなく最高気温40度を超え」と予測しながら、そんな日に限って超えず、司会の恵俊彰に「超えないじゃないですか」と突っ込まれた。「森さん、外れたっていいじゃない」なんて歌まで作られてしまった森は、いまや外すのも芸なのだろう。

「外れると素直に謝る姿勢が好き」と、外れることを“期待”されているのが「ゴゴスマ」(CBC・TBS系)の沢朋宏だ。解説のわかりやすさは定評がある。

 で、最強クラスの台風10号が関東直撃と警戒を呼び掛けたが、直後から九州・西日本をウロチョロしはじめ、「もうむちゃくちゃ。何もわからない」とお手上げに。でも、これでまたファンが増えそう。

 予測が当たったというより、役に立ったということでは「ZIP!」(日テレ系)のマーシュ彩か。毎朝、その日の天気や気温に合わせたファッションで登場するので、どんな格好で外出すればいいのかわかりやすかった。

(コラムニスト・海原かみな)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  3. 3

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  4. 4

    吉村知事の肝いり「空飛ぶクルマ」商用運航“完全消滅”…大阪万博いよいよ見どころなし

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  2. 7

    大谷ファンの審判は数多い あいさつ欠かさず、塁上での談笑や握手で懐柔されている

  3. 8

    小泉進次郎の“麻生詣で”にSNSでは落胆の声が急拡散…「古い自民党と決別する」はどうなった?

  4. 9

    ドジャース地区連覇なら大谷は「強制休養」の可能性…個人記録より“チーム世界一”が最優先

  5. 10

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ