長濱ねる「アイドルから女優へ」…人見知りで照れ屋ながら強い意志を内に秘めた逸材
欅坂46との兼任になったばかりの頃、長濱を含む4人のメンバーにグループインタビューしたときに、菅井友香(現在は「開運!なんでも鑑定団」のMCとしても活躍中)から「ねるちゃんが努力をしてきたのを見てきているから、途中参加だからといってひけめを感じないでほしい」(「日経エンタテインメント!」16年10月号)という言葉をかけられて、菅井の真横に座っている長濱が今にも泣き出しそうなくらいにうれしそうだった姿が印象に残っている。
当時の彼女は、人見知りで照れ屋さんだけど、強い意志を内に秘め、表情の変化が見ていて魅力だったので女優としての可能性を感じた。
19年にグループを卒業後は、指原莉乃の後を継いで「TOKYO IDOL FESTIVAL」の2代目チェアマンに就任したほか、彼女自身も3歳から7歳まで暮らしていた長崎・五島列島を舞台とするNHK朝ドラ「舞いあがれ!」に出演。「院内警察」(フジテレビ系)などのドラマでヒロインを演じた。
「若草物語」で共演するほかの3人は演技経験が豊富だが、長濱も「女の子だけの環境」の演技では、グループ時代のドラマ出演などで培ったアドバンテージがあるはずだ。また今秋からは、ニュース番組「news zero」(日テレ系)にもレギュラー出演する。