奈緒の演技の土台は“人のよさ” 役のタイプがどんなに違えど、共通して深みがある
「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)
10月8日にスタートした「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系/毎週火曜22時~)で主演しているのは、奈緒。彼女が演じるのはアラサーの市役所職員で、結婚を目前にして彼氏に逃げられ、謎の金髪男との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌!」とボクシングに目覚めるという、連ドラにはあまりなかった「ボクシングラブコメディー」というジャンルを目指したオリジナル脚本ドラマだ。
奈緒がパンチをどんどん打ち込んで、テレビドラマ界を目覚めさせてくれることを期待したい。
奈緒は1995年2月10日生まれ、福岡県出身。地元のモデル事務所に所属して活動した後、20歳のときに上京。2018年にNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で永野芽郁の親友を演じて注目を集め、2022年放送の「ファーストペンギン!」(日本テレビ系)で地上波民放GP帯連ドラ初主演を果たした。
2021年4月にこの日刊ゲンダイで彼女について書いたときにはまだ脇役としてのドラマ出演が多く、「今後は物語を引っ張る女優として、その心地いい魅力を発揮してくれるに違いない」と記したが、予想通りに今や物語を牽引する主演女優に成長した。