不規則発言で毒を吐く粗品はなぜTV&CMに出続けられる? 今度は“先輩”嘉門タツオを「大嫌いな老害」とバッサリ
「今回、向こうがまぁ言うたら『いや粗品君はおもろい人なんで』みたいなん言ってくれたやん。そんな攻撃してくれてありがとう、みたいな。それ、スカしてて一番セコいから!」
嘉門は芸人の先輩にあたるはずだが、目上かどうかなどお構いなしのようだ。
コンプラ重視のスポンサーの方針にテレビ各局も従っている。そんな時流のなか、クライント企業が粗品をCMに起用し続ける理由はどこにあるのか。
■広告換算1億円+吉本ブランド
「分かりやすい理由としては、彼を起用することで芸能メディアの皆様が取材に来てくれます。たとえばCM発表会見はメディアのターゲットとして、民放キー局やスポーツ紙、さらにオリコンなどのネットメディアを想定します。そこに『粗品さんが登壇』と打てば、『新しいカギ』などに粗品を起用しているフジテレビは取材に来てくれるでしょうし、芸能班が充実しているTBSも当て込める。スポーツ紙も3紙は見込める。我々の業界では『広告換算』と言って、メディア露出した分を広告で買ったらいくらという計算をするんです。粗品さんであれば会見でのトークが話題にでもなれば、広告換算1億円とのソロバン勘定もあり得ます。記者会見の日に大きなニュースがあって、露出が減ったりすることもありますが、最近は500万円くらいで会見を仕上げることもできますし、費用対効果は悪くないんですよ」(広告代理店関係者)